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HP製ML115G5 + SATA RAID1 + VHDブート環境(Windows7)を構築した

PC 仮想化 Windows

開発とちょっとした運用的な端末を構築しようと考えたところ、HP製激安サーバーのML115 G5 が手元にあったため、構築してみました。
その時のメモを残します。

■環境

  • HP ML115 G5 (BIOS v2.61)
  • RAID1 (ML115付属の機能を利用) + 物置用HDD1台
  • VHDファイルを操作するための、管理用OS (RAIDボリューム上)
  • 運用VHDファイル (Windows7 Ultimate x86 with SP1、RAIDボリューム上)

■今回の流れ

ML115 G5の場合、SATAのRAID1を組むことからMicrosoft KB922976 の制約が発生するため、以下の手順で作業を行うことにしました。

  1. ML115 G5に、HDD3台を搭載し、RAID1 + 物置HDDの構成を作成
  2. RAIDボリューム上に、管理用OSをインストール
  3. 物置HDD上に、運用VHDファイルを作成
  4. 作成した運用VHDVHDブートして、SATAのRAIDレジストリ設定
  5. 管理用OSにて、運用VHDファイルを物置HDDからSATAのRAIDボリュームへコピー & ブートエントリの追加
  6. RAIDボリューム上にて、運用VHDを起動
ML115 G5に、HDD3台を搭載し、RAID1 + 物置HDDの構成を作成

ML115RAIDを組む方法は、HPより公開されています。
日本HP - HP ProLiant ML115 G5 - テクニカル仕様
HP ProLiant ML100 Series Server User Guide p50〜52 あたり(pdf注意)


その資料より引用すると、以下のような流れとなります。

  1. BIOSでF10を押してROM-BASE Setup Utilityを起動
  2. Advanced > HDD Configration > nVidia RAID Setup
  3. nVidia RAID Functionを Enabledに変更し、F10で終了


次に、RAIDの設定を行います。

  1. F8でnVidia MediaShield Utiltyに入る
  2. RAID1なので、「Mirror」を選択
  3. RAIDに入れるHDDを選択
  4. F7で構築、Ctrl + X で終了
RAIDボリューム上に、管理用OSをインストール

VHDブートするためにはWindows7以降のブートローダーが必要なため、Windows7をインストールしておきます。
また、VHDファイルを一時的に置くため、RAIDボリューム上にパーティション・フォルダも用意しておきます。



物置HDD上に、運用VHDファイルを作成

VHDファイルを作成し、Windows7をインストールします。
以下のブログの「VHDWindows 7 をインストールする簡易方法」が詳しいので、それに従いインストールを行います。
VHD ブートの設定方法 | Re:WorkStyle


なお、今回は不要だったのですが、場合によってはRAID用のドライバインストールが求められるかもしれません。
その場合には、以下の記事を参考にしてDISMでドライバを追加します。
Blogs - 高添はここにいます - Site Home - TechNet Blogs


また、ドライバはnForceのドライバを入れれば良いようです。
ST31500341AS 別のnVidiaのドライバを入れてみた ML115G5 | 誰がコレを欲しがるの?


ダウンロードページは、以下となります。
NVIDIAドライバダウンロード



作成した運用VHDVHDブートして、SATAのRAIDレジストリ設定

KB922976の制約を回避するため、regeditを起動して、KBに記載されているレジストリを修正します。
Error message occurs after you change the SATA mode of the boot drive

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Msahci    # 値を0にする
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\IastorV   # 値を0にする


なお、KBにはいずれかとありますが、以下の記事のようなこともあり得ますので、今回は両方とも0にします。
Blogs - 高添はここにいます - Site Home - TechNet Blogs


その後、再起動します。



管理用OSにて、運用VHDファイルを物置HDDからSATAのRAIDボリュームへコピー & ブートエントリの追加

再起動後、管理用OSを起動します。
コピー自体は、普通にコピペすれば問題ありません。


ブートエントリについては、bcdeditを使って、先ほども参照したブログの「既存の VHD をネイティブブート可能にする方法」の作業を行います。
VHD ブートの設定方法 | Re:WorkStyle


ブートエントリの追加を確認した後、再起動します。



RAIDボリューム上にて、運用VHDを起動

ブートエントリから運用VHDを選択し、起動します。
ブート後に nVidiaRAIDに関するドライバインストールが始まるかもしれませんが、待てばそのうちに終わります。




■注意点

SATA RAID用のレジストリ修正しないままVHDブートをすると、一瞬のブルースクリーンが発生し、自動的に再起動が発生します。
その際、ML115 G5のRAIDステータスのところで、「degrade」と赤点滅の表示が発生します。
その後に物置HDD上の管理用OSを起動しても「degrade」のままとなってしまいます。


これにより、RAID1がうまく動かないことが考えられるため、degradeとなってしまった場合には、再度RAIDボリュームの構築からやり直したほうが良いかと思います。



■bcdeditについて

試行錯誤する上でいくつかオプションを使用しましたので、まとめておきます。

  • ブートエントリを削除する
bcdedit /delete {hogehoge} /cleanup
  • メニューの文字列の変更
bcdedit /set {hogehoge} description "fugafuga"
  • 表示順

hogehoge → fugafuga順の場合

bcdedit /displayorder {hogehoge} {fugafuga}
  • デフォルト選択
bcdedit /default {hogehoge}


参考:
bcdeditでVista/Windows Server 2008のブートOSメニューを変更する− @IT
bcdeditでブート・メニューの表示順序やデフォルトを変更する − @IT
http://8492ndsq.seesaa.net/article/152644844.html