「Two Scoops of Django: Best Practices for Django 1.8」を読んだ

Djangoの公式ドキュメントを読んだり、QiitaにあるDjango入門を写経してみたり、アプリを書いていたりする中で、どのように書けばDjangoっぽいアプリになるのだろうかと悩みました。

そこで、良さそうな本を探してみたところ、「Two Scoops of Django: Best Practices for Django」のシリーズが高評価だったため、このシリーズの最新版(Django1.8版)を読むことにしました。

Two Scoops of Django: Best Practices for Django 1.8

Two Scoops of Django: Best Practices for Django 1.8

   
英語だったのでKindleの辞書を使って読みたいと思いましたが、残念ながらepubKindle版の刊行予定はなさそうでした。それでも、すぐに読みたかったことから、公式サイトからpdf版を買いました。
Two Scoops of Django 1.8 FAQ – Two Scoops Press

 

感想

自分が悩んでいたDjangoっぽい書き方についての記載が豊富にあった良書でした。

内容は、書籍の冒頭に「チュートリアルではない」と書かれていることからも、一度でもDjangoプロジェクトを作成した人向けのものでした。

英語で書かれているものの、時々辞書を引くくらいで読み通すことができました。特に前半に多くあったDjangoのTipsはソースコードが中心で、ソースコードが読めれば十分でした。

書籍のソースコードGitHubで公開されており、ざっと眺めたい時はそちらを参考にしたりしました。
twoscoops/two-scoops-of-django-1.8

 
自分の場合、どのように書くのが良いのかを知りたかったため、Chapter1~15あたりの基本的なところがとても参考になりました。

特に、2種類のView、Class-Based ViewsFunction-Based Viewsがそれぞれどんな用途で使うのかが書かれており、とても参考になりました。

 
また、「Chapter 26: Security Best Practices」では、Djangoが備えているセキュリティ対策、および使う上での注意点が27ページにわたって書かれていました。どこまでがDjangoで用意されていて、どこからを気をつけるのが良いかが分かったため、こちらもとても参考になりました。

p335ではPyYAMLでは load()ではなくsafe_load()を使うようにと書かれていて、使っているコードを思い出したりしました。

 
他にも、

あたりが参考になりました。

 
Django1.8はLTSのバージョンであり、p431にはDjango2.2あたりに次のバージョンを刊行する予定とあったので、しばらくはこの本の内容に従えば良さそうでした。

そのため、自分が触っていない部分の理解はまだ不十分なこともあり、また後で読み返してみようと思いました。