WindowsServer2008R2で、イベントログに「ID:1168」が表示される (ActiveDirectory_DomainService)

イベントログを眺めていたところ、ActiveDirectoryに関するエラーが出ていたため、
調査・対応をした時のメモ。


■環境

  • WindowsServer2008 R2
  • ActiveDirectory構築済
  • BackupExec System Recovery 2010 導入済

■イベントログ
以下の2つのイベントログが記録されていた。

1.イベントID:1168

レベル エラー
ソース Microsoft-Windows-ActiveDirectory_DomainService
イベントID 1168

Internal error: An Active Directory Domain Services error has occurred.

Additional Data
Error value (decimal):

  • 1032

Error value (hex):
fffffbf8
Internal ID:
160207d1


2.イベントID:8229

レベル 警告
ソース VSS
イベントID 8229

エラー 0x800423f4, ライターで一時的でないエラーが発生しました。バックアップ処理を再試行しても、
おそらくエラーは再発します。
により、VSS ライターはイベントを拒否しました。イベントの処理中に VSS ライターがライター コンポーネントに加えた変更は、要求側では利用できません。 VSS ライターをホストしているアプリケーションからの関連イベントについては、イベント ログを参照してください。

操作:
PostSnapshot イベント

コンテキスト:
実行コンテキスト: Writer
ライター クラス ID: {b2014c9e-8711-4c5c-a5a9-3cf384484757}
ライター名: NTDS
ライター インスタンス ID: {89d302c2-546a-4d34-b0a1-4dd7f699e06d}
コマンド ライン: C:\Windows\system32\lsass.exe
プロセス ID: 500


■原因と対応
BackupExec System Recoveryのバージョンが古かったため。
LiveUpdateを行い、バージョンを最新版にしたところ、エラーは発生しなかった。


なお、LiveUpdateで更新を行うとサーバーの再起動が求められるので、
適用には十分注意すること。


以下はSymantecのKBより。
VMware上でドメインコントローラーを構築している際に発生するそうだが、
出てきたエラーメッセージは物理的に構築しているサーバーでも同じだった。
Symantec - TECH155041