Robot Frameworkのライブラリのドキュメントを読んだ時に悩んだこと

この記事は「Robot Framework Advent Calendar 2017 - Qiita」の4日目の記事です。

 
Robot Frameworkはドキュメントが充実しています。そのため、たいていのことはドキュメントを読めば解決します。

例えば、Robot Frameworkの標準ライブラリで使えるキーワードは、以下のドキュメントにて解説されています。

 
また、ライブラリのドキュメントは、決まったフォーマットで作成されています。これは Libdoc (Library documentation tool) にて生成されたものです。
robotframework/Libdoc.rst at master · robotframework/robotframework

ただ、最初はLibdocドキュメントの読み方が分からなかったため、その時のメモを残します。

 
今回は例として、Builtinライブラリのキーワード Should Be Equal を使います。

f:id:thinkAmi:20171108221306p:plain

 
キーワードのドキュメントが表形式で作成されており、左から順に

  • Keyword
  • Arguments
  • Documentation

となります。

 

Keyword

Robot Frameworkのテストコードに記載するキーワードです。

例では Should Be Equal になります。

 

Arguments

キーワードの引数です。

  • 引数名
  • 引数名=デフォルト値

のどちらかになります。前者であれば必須の引数、後者は任意の引数となります。

 
例では、

  • first
  • second

は必須です。一方、

  • msg=None
  • values=True
  • ignore_case=False

は任意です。

 

Documentation

キーワードの説明や使い方、サンプルなどが記載されています。

サンプルはスペース・パイプ区切り方式で書かれています。そのため、スペース区切り形式を使っている場合は、列の区切り(|)を2つのスペースへと脳内変換します。

 
例えば、

|Should Be Equal|${x}|expected|

をスペース区切り形式で使う場合、

Should Be Equal  ${x}  expected

と書きます。

 
Libdocのフォーマットは決まっているため、ライブラリのドキュメントの読み方も慣れやすいです。