2/20にTokyo ComCamp 2016に参加してきました。過去のComCampを目にして以来気になっていましたが、今回デブサミの翌日だったので参加することができました。
東京会場の開催場所は、株式会社gloops 5Fでした。
自分の感想やメモを残しておきますが、誤りがあったらすみません。
デザイン(設計)にまつわるフォース (尾上 雅則さん)
資料: (見つからず)
クリストファー・アレグザンダーのパターンランゲージまわりをベースに、デザイン(設計)の
- コンテキスト (適合する世界)
- フォース (適合すべき世界が求めてくるもの)
について、具体例も交えて解説のあったセッションでした。
セッションの後半では「過去にゼロベースの設計はできると言っていたが、今ではできないと気づいた」という旨の話と反省を語られていました。過去にLivetを作った方の発言だけに、なかなか興味深いお話でした。
セッション資料はブラッシュアップされたものが後ほど公開されるとのことですので、公開されたところでまた読んでみたいと思いました。
あとは、クリストファー・アレグザンダーのパターンランゲージとは毛色が違うかもしれませんが、「パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ): 江渡 浩一郎」あたりをもう一度読み直したくなりました。
Azure ADとWindows 10によるドメイン環境の拡張 (富士榮 尚寛さん)
資料: Azure ADとWindows 10によるドメイン環境の拡張
ActiveDirectoryまわりの話、特にモバイルデバイスとクラウド側を包括した認証基盤について、いろいろなパターンを示されていて参考になりました。
(記憶が正しければ)パターンによってはAD FSがいらないなど気になる内容もあったため、後ほど上記の資料を起点にそれぞれのパターンを調べてみようと思いました。
インフラ最新事情 - OSSをフル活用したインフラ構築術 (長谷川祐介さん)
資料: (見つからず)
イベントのタイトルに「powered by MVPs」とあったため、MSのMVPに限るのかと思っていましたが、Google Developer Expert(Google版MVP)の方が登壇されたので驚きました。
そのため、OSSをフル活用という演題ですが、Linuxに寄ったOSSの話を聞くことができました。LinuxやWindows環境の構築作業向けに、HashiCorpをはじめとするいろいろなツール名が聞けたのが良かったです。
あと、自作のインフラ用ツールの説明もありました。実装はGo言語でなされており、Goとインフラ用ツールの相性が良いんだなということも分かりました。
DBA から開発者への情報提供 (小澤 真之さん)
資料: 20160220 ComCamp - OneDrive
DBAの視点で仕事を経験したことがないため、どのようなものか知りたくて参加しました。
セッションでは、トラブル発生とその原因調査についての複数デモがあり、その時の動きを目にすることができてとても参考になりました。APIを叩くのではなく、SQLを使ってトラブルシューティングしているのが印象的でした。
デモの題材はSQL ServerとAzure SQL Databaseでしたが、背後にある考え方や動きは他のDBにも応用できそうな内容でしたので、また後で資料を読み返して他に応用できればと思いました。
最後になりましたが、開催・運営をされたみなさま、ありがとうございました。