「SQLアンチパターン」読書会スペシャルに参加しました #nseg #glnagano #sqlap

1/27に、ギークラボ長野にて開催された「SQLアンチパターン」読書会スペシャルに参加しました。
「SQLアンチパターン」読書会スペシャル - connpass

 
監訳者の和田卓人さんによる講演「SQLアンチパターンのお焚き上げ(2018年版)」の他、データベースに関するトークがありました。

 
以下簡単なメモです。誤っていたらご指摘ください。

目次

 

SQLアンチパターンのお焚き上げ(2018年版)

SQLアンチパターン本の概要から入り、SQL関係の本の紹介、SQLアンチパターンを2018年ではどうなったかなど、盛り沢山な内容でした。

おおと思ったことはTwitterでつぶやいていたので、ここにリスト化しておきます*1

  • いわゆる危険色として、狙ってパターン名をカタカナにした
  • ツリーは伝統的にRDBでは難しい
  • CTEのサポートをしているDBエンジンが増えてる、CTEはSQL標準
  • 組織階層だとNestedSetがマッチした、得意不得意がある
  • 分析系のSQLの本の書き方、チューニングの本が少なかったが、でてきた 「ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ」
  • SQLiteのCTEサポート
  • 何かと何かが関係する時は、日付などの情報が発生するので、idが必要ではとのこと
  • RDBよりもS3の方が信頼性が高いのが2018年、ただし整合性・トランザクションとかをきちんと考える
  • Listagg関数はSQL2016〜
  • 2018年では、プリペアドステートメントホワイトリストプログラミングが唯一の解(ソリューションを減らす)
  • 削除フラグは思考停止。せめて削除日や状態など
  • 社内に対し昔の失敗を共有できるので、SQLアンチパターンは社内読書会に向く
  • 寿命が長いものを大切にしよう
  • 構造よりもデータをキレイにする
  • URL設計とDB設計は挽回がきかないので大事にする

 
また、和田さんにサインをいただきました。ありがとうございました。

書籍「テスト駆動開発」にも関わらず、快くサインしていただきました(手元のSQLアンチパターン本は電子書籍)。

 

データベースに関するトーク

こちらもメモ書きです。

 

DjangoのORMことはじめ (kotyさん)

資料:DjangoのORMことはじめ

DjangoのORMについて、SQLをどう表現するかがまとまっていました。

また、赤字に黒背景のスライドは見づらいという知見も得られました。

 

もうひとつのアンチパターン OTLT、あるいは如何にして私はオレオレフレームワークを忌み嫌うようになったか (suno88さん)

資料:もうひとつのアンチパターン OTLT、あるいは如何にして私はオレオレフレームワークを忌み嫌うようになったか

One True Lookup Table (OTLT)に関するトークでした。

  • コードタイプ
  • コード値
  • 内容

という構造のテーブルについて、どこがつらいのかが分かりやすくまとめられていて参考になりました。

もし今後このようなテーブルに出会った時、どこが悪いのか説明しやすくなりました。

 

DBFluteの紹介 (chichi1091さん)

資料:DBFluteの紹介

DBFluteについて分かりやすい解説のトークでした。

Javaを使っていないのですが、

  • テーブル一覧HTML
  • テーブル変更一覧HTML

などを生成してくれるDB管理支援ツールが気になりました。

また、ドキュメントも充実しているとのことで、これもありがたいと感じました。

 

お前の罪を数えろ (tmtmsさん)

資料:お前の罪を数えろ

SQLアンチパターンで挙げられていた内容に対し、過去どれくらい踏んできたのかのトークでした。

踏んだ時の理由など、どうしてそれをやったのかが共有していただけたのはありがたかったです。

アンチパターンを踏んだ時に考えたことは、なかなか世の中には出てこないためです。

 

とあるCMSSQLアンチパターン (stealthinuさん)

つらいトークでした。

一度アンチパターンを使ってしまうと、それ以降もアンチパターンになってしまうというのが印象に残りました。

 

その他

今回も受付係をしました。すばらしいことに当日欠席される方もおらず、バタバタすることなく終えられたと思います。

また、お菓子係も初めて担当しました。過去に用意していただいた内容を思い出しながら、

  • 個包装のお菓子は、甘いもの2種類と、せんべい1種類
  • 飲み物は、お茶とジュースを1本ずつ

としました。せんべい系やお茶が人気でした。お茶はもう1本用意しておけばよかったかもしれません。

あと、サインに向く紙用のペンの存在を知りました。後日、紙用マッキーを入手しました。
ZEBRA | ゼブラ株式会社 | 紙用マッキー / 極細

 
最後になりましたが、和田さんをはじめとする関係者のみなさま、ありがとうございました。

*1:Tweet埋め込みだと量が多くなってしまったので、抜き出しました