#pyconjp PyCon JP 2022に参加しました

10/14(金)・15(土)に、TOC有明コンベンションホールで開催された「PyCon JP 2022」に参加しました。
PyCon JP 2022

 
リアル参加は2019年以来でした。無事に参加できてよかったです。
#pyconjp PyCon JP 2019に参加しました & 発表しました - メモ的な思考的な

今年も動画はすでに公開されています。ありがとうございます。
PyCon JP 2022 - YouTube

ここでは参加したメモを残します。誤りがありましたらご指摘ください。

 
目次

 

参加したトーク

今年は両日ともお昼ごはんから参加しました。

トークの資料は PyCon JP 2022のタイムテーブル からリンクが貼られています。ただ、後で自分が見返しやすいよう、このブログでもリンクを貼っておきます。

 

1日目

Sphinxを通して考える、「拡張」の仕方

Sphinxを通して考える、「拡張」の仕方 / First approach for development sphinx extension - Speaker Deck
Kazuya Takei (attakei) 氏

 
Sphinxの拡張はどこまでできるのかが気になって参加しました。

トークでは、拡張できる箇所として

  • 入力
  • 出力
  • 内部

に加え、イベントも追加できるとの解説がありました。

かなり柔軟に拡張できるような印象を受けるとともに、Sphinxがその柔軟さをどのように実現しているのかが気になりました。そのため、どこかでソースコードを読んでみたくなりました。

 

イベント駆動アーキテクチャについて

Event-driven architecture - Speaker Deck
Masataka Arai 氏

 
「イベント駆動アーキテクチャ」についてきちんと理解したかったため参加しました。

トークでは、イベント駆動アーキテクチャとして

  • Callback
  • Subject
  • Topic

があるという基本的なところから、キューの監視やリトライなどの運用についても解説がありました。

また、今回のイベント駆動アーキテクチャの考え方は、Python以外の環境でも役立ちそうでした。そこで、再度発表資料を読んだり、参考資料にあった「エキスパートPythonプログラミング 改訂3版」を読もうと思いました。

 

Python3.11新機能asyncio.TaskGroup()と2022年asyncioの"Hello-ish world"

Python3.11新機能asyncio.TaskGroup()と2022年asyncioの"Hello-ish world" - Speaker Deck
Junya Fukuda 氏

 
asycio まわりは全然追っていないため、どんな機能が追加されるのか気になって参加しました。

トークは 3.10と3.11での書き方を比べながらの解説がとてもわかりやすかったです。 asyncio.TaskGroup は例外・キャンセルを扱う時の実装でお世話になりそうだなーと思いながら聞いていました。

 
あと、発表前の接続トラブルにも焦ることなく発表している姿が印象に残りました。すごい。

 

Fast API と学ぶ WebRTC

20221014_Fast API と学ぶ WebRTC - Google スライド
Takayuki Kawazoe 氏

 
WebRTC という単語は聞くものの、実際にどんなものなのかを知りたくて参加しました。

トークでは、「WebRTCは Web Real-Time Communication 用のAPI群」という説明から始まり、各技術要素の解説や、Fast APIを使ったデモまでありました。

また、Pythonで WebRTC を扱う場合は aiortc がほぼ一択と分かったこともありがたかったです。
aiortc/aiortc: WebRTC and ORTC implementation for Python using asyncio

 

AST(Abstract Syntax Tree)に入門する

PyCon JP 2022/ASTに入門する - Speaker Deck
安本雅啓 氏

 
以前 astモジュールを扱ったこともあり、AST について理解を深めようと思い参加しました。

トークでは

  • CSTとASTの違い
  • PythonのAST
  • astモジュール

のそれぞれについて解説があり、とてもありがたかったです。

また、

  • darglint
    • docstringと実装の間で違いがあるかを検知するlinter
  • LibCST
    • Instagramの開発チームが作った、CST + AST + αな構文木を構築するライブラリ

の紹介もあり、色々すごいものがあるんだなーと思いました。

 

LT

  • プレゼン用PCの電源が落ちるハプニングがあっても続けられるLT
  • 電車への情熱があふれるLT

など、リアルで開催されるカンファレンスならではのLTという感じがあって楽しかったです。

 

2日目

Security Best Practices for Django Applications

Gajendra Deshpande 氏

 
Djangoのセキュリティまわりが気になったため参加しました。

トークでは、セキュリティ面で気にする事項とDjangoではどう対応すればよいかの解説がありました。

セキュリティに関するパッケージなど、いろいろな情報がスライドに色々記載されていたため、あとからスライドを見直したいと思いました。

 

Python Social Authで学ぶ、OAuth2.0認可コードフローにおける異常系への対処

Python Social Authで学ぶ、OAuth2.0認可コードフローにおける異常系への対処 - Speaker Deck
Yuuki Takahashi 氏

 
OAuth2.0の異常系がPython Social Authでどのように実装されているのか気になったので参加しました。

トークでは

  • Python Social Authの異常系を多くの例外として表していること
  • 各例外がどの異常系なのか、それぞれ解説があったこと

があり、とてもわかりやすかったです。

また、異常系の中でも注意するものとそうでないものの解説もありました。実際に運用してみた上での解説だと思うので、もし異常系を扱うときには参考になりそうです。

 

続・絵を読む技術 Pythonで読むイラストの心理戦略

続・絵を読む技術 Pythonで読むイラストの心理戦略 / The Art of Reading Illustrations 2nd - Speaker Deck
ひろさじ / Hirosaji 氏

 
前職で絵師さんが近くにいたこともあり、絵師さんにはどんな心理戦略があるんだろうと気になったため参加しました。

トークではイラストにおける「なにを伝えるか」について、それぞれ論理的な解説がありました。これを行っている絵師さん、改めてすごい思ったのでした。

また、各戦略についてPythonでさくっと分析していたのも印象に残りました。

他に、資料の最後の方に記載されているreferenceも充実しており、イラストやデザインまわりで気になることがあれば参照しようと思いました。

 

情報システム部門の業務におけるPythonの活用

情報システム部門の業務におけるPythonの活用 - Keito FUKUSHIMA - PyCon JP 2022 - Google スライド
Keito FUKUSHIMA 氏

 
情報システム部門ではどのようにPythonを活用しているのか気になったため参加しました。

スライドの冒頭でLANケーブル敷設の写真があり、「昔やったなー」と懐かしくなりました。

トークでは、社内でお使いの

について、Pythonスクリプトを書いて色々効率化している姿が分かりました。

また、質問コーナーで「GASでなくPythonを使っている理由は?」という質問に対し、「Pythonだと社内の有識者からレビューを受けられる」との回答がありました。たしかに社内でPython使いが多いのであれば、情報システム部門で使うものもPythonで書いた方が保守しやすくなるので、良いなーと思いました。

 

会場で見たネットワーク機器

一日目で会場を散策していたところ、ネットワーク機器が置いてあるとともに、ネットワーク図も公開されていました。

「ほー」とながめていたところ、スタッフの方から解説いただけました。ラズパイに乗ったRHEL 9.0でトラフィックを監視しているようでした。すごい。

 
二日目もネットワーク機器の元へ行ってみたところ、トラフィック監視の結果が分かりやすくグラフ化されていました。あっという間に改良されていてすごいと思いました。

 
カンファレンスのネットワークを支えていただき、ありがとうございました。

 

全体を通じての感想

長い期間お会いできていなかった方々と直接お話できました。近況報告などお互い元気にやっていることがわかったのでよかったです。

また、レビューへ参加させていただいた書籍「Python実践レシピ」の著者のみなさまと直接お会いしたりお話したり、サインをもらったりしてました。こちらも嬉しかったです。

他にもご紹介いただいた方々と直接お話できるなど、Pythonが好きな人たちと交流を深められるので、リアル開催は本当にありがたいと感じました。

 
最後になりましたが、PyCon JP 2022をリアル開催として運営してくださったみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。