「JetBrains IDE プラグイン開発実践ガイド」が技術の泉シリーズから商業出版されました

技術書典18にて、「JetBrains IDE プラグイン開発・運用ガイド ~ Tool Window のあるプラグイン Railroads 編 ~」を頒布しました。
#技術書典 18 にて、「JetBrains IDE プラグイン開発・運用ガイド ~ Tool Window のあるプラグイン Railroads 編 ~」を頒布します - メモ的な思考的な

その後、ご縁をいただき、インプレス NextPublishingの技術の泉シリーズより、同人誌を底本にした「JetBrains IDE プラグイン開発実践ガイド」が商業出版されました。
あなたのIDEを、もっと便利に、もっと強力に 『JetBrains IDE プラグイン開発実践ガイド』発行 技術の泉シリーズ、10月の新刊 | 電子書籍とプリントオンデマンド(POD) | NextPublishing(ネクストパブリッシング)

 
そこで、この記事では商業出版本の内容などをお知らせします。

 
目次

 

書影

 

書籍の目次

書籍紹介ページより引用します。

第1章 Railroadsプラグインについて

第2章 IntelliJ Platform Plugin SDKを使ったプラグインの開発環境

第3章 プラグインのプロジェクト構造

第4章 Tool WindowによるUIの構築

第5章 Railroadsプラグインのコア機能

第6章 プラグインの継続的メンテナンス

 

書籍の内容

同人誌版にて書きたいことは書ききっていたことから、内容的にはほぼ手を加えていません。「第6章のプラグインの継続的メンテナンス」にある「6.5 IntelliJ Platform Plugin SDKの変更への追随」において、「コーディングエージェントを利用して把握する」を追記した程度です。

そのため、書いてあること、書いてないことも同人誌版とほぼ同じです。

  • 書いてあること
    • Railroads を開発した経緯
    • Railroads で使っている IntelliJ Platform Plugin SDKの機能
    • Railroads を継続的にメンテナンスし続けていくための方法
  • 書いてないこと
    • Railroads の動作対象Webフレームワークである、Railsに関する情報
    • Railroads の開発言語である、Kotlinに関する情報
    • Railroads では使っていない、Plugin SDK の機能

 

同人誌版との違い

内容以外で変わったところとしては以下の通りです。

  • 表紙が文字だけからイラストありのステキなものになった
  • 技術の泉シリーズに合わせ、物理本のサイズがA5判からB5判へと変更となり、大きくなった
  • 組版に合わせて配置などが変わった

 
今回の表紙イラストについては、はるさんに描いていただきました (はるさんの作品用インスタグラム)。

イラストレーターさんとのやりとりは人生初な中、自分のつたない表現から色々くみとっていただき、ステキな表紙になりました。はるさん、ありがとうございました!

 

書籍のソースコード

書籍では、自作のOSSプラグインである Railroadsをベースに解説していることから、Railroadsのリポジトリを参照していただければと思います。
https://github.com/thinkAmi/railroads

特に、書籍では v0.3.0ソースコードがベースになっているため、 v0.3.0のタグを見ていただくのが良いです。
https://github.com/thinkAmi/railroads/tree/v0.3.0

 

購入先

以下のサイトにある通り、各販売サイトにて購入いただけます。目次も以下のサイトで確認いただけます。
JetBrains IDE プラグイン開発実践ガイド | インプレス NextPublishing

ちなみに、同人誌版も継続して頒布できる契約となっていますので、同人誌版の電子書籍は継続して頒布します。

一方、今のところ同人誌版を物理印刷する予定は無いため、物理本がほしい方は商業出版本をご利用いただければと思います。

 

おわりに

本書の同人誌版は、「サークルPPSPで同人誌を作る」をきっかけとして執筆しました。
#技術書典 18 にて、 サークルPPSPの新刊合同誌向けに「デザインしない人のためのFigma操作とFigma MCPサーバ自作」を執筆・頒布します - メモ的な思考的な

そのため、サークルPPSPで一緒に同人誌を作った、同僚のyasushi_cohiさんとyoda__rさんには執筆のきっかけをいただき、とても感謝しています。

また、商業出版本が無事に出版できたことから、携わったみなさまにも感謝しています。ありがとうございました。

 
本書が JetBrains IDE プラグイン開発・運用での参考になれば幸いです。