#pyconjp PyCon JP 2019に参加しました & 発表しました

9/16(月・祝)・17(火)に大田区産業プラザ PiOで開催された「PyCon JP 2019」に参加 & 発表しました。
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去年同様、今年も無事に参加できてよかったです。
#pyconjp PyCon JP 2018に参加しました - メモ的な思考的な

 
動画もすでに公開されています。ありがとうございます。
PyConJP - YouTube

 
ここでは自分の発表、および全体を通してのメモを残します。誤りがありましたらご指摘ください。

 
目次

 

自分の発表「知ろう!使おう!HDF5ファイル!」

タイムテーブル上の詳細はこちら
知ろう!使おう!HDF5ファイル!

 
スライドです。

 
発表で使用したソースコードはこちらです。
https://github.com/thinkAmi/PyCon_JP_2019_talk

 
動画はこちら。7分くらいから始まるようです。
02-603_知ろう!使おう!HDF5ファイル!(thinkAmi) - YouTube

 
発表ですが、時間配分を誤り、持ち時間を発表で使い切ってしまったことから、時間内に質疑応答ができませんでした。本当に申し訳ないです。

本当は「この発表の次のステップ」についてふれたかったのですが、時間の都合上カットしました。資料だとp77〜あたりです。

 
ただ、ありがたいことに、発表終了後いくつか質問をいただきました。

覚えているのは

  • そもそも、何のデータを入れるためにHDFができたのか
  • クロスプラットフォーム間で、Excelファイルの罫線や内容が壊れないか (特に大きなサイズのExcelファイル)
  • zipファイルとの違い

あたりです。

ただ発表後も緊張が解けず、質問と回答の記憶があやふやです。そのため、もしかしたら質問の内容不足や誤りがあるかもしれません。その場合はお知らせください。

また、ちょっと検証したいこともあるため、検証後にBlog化したいです。

 
というところで、以降は今回のPyCon JP 2019のメモです。

 

参加したセッション

基調講演:Why Python is Eating the World

Cory Althoff 氏

 
書籍「独学プログラマー」の著者による基調講演でした。

Think PythonPythonを学びはじめてからの行動を聞き、やはり何か気になることがあれば行動することが大事だなと感じました。

また、後半のStart somethingのところを聞き、今の自分にできることとして、このBlogを引き続き書いていこうと感じました。

 

ExcelPython による社会インフラシステムの設定ファイルの自動生成

武山 文信 氏

 
設定ファイル という単語につられて参加しました。

お話の中で、設定ファイル生成ツールに求められる条件が整理されていましたので、もし同じような状況になったら参考にしたいです。

互換性を保ちながら、できるところだけでも自動化していく姿も印象に残りました。

 

Djangoで実践ドメイン駆動設計による実装

大島 和輝 氏

 
Djangoでのドメイン駆動設計が気になって参加しました。

セッションの中でもふれられていましたが、Djangoでのドメイン駆動設計例が見当たらないため、今回のソースコードを参考にして取り組んでみたいです。

Python製のDIコンテナ python-inject にも言及しており、後で見てみようと思いました。

 

SupportingPython3 in Large Scale Project

Kir Chou 氏

 

Python2からPython3に切り替えるにあたり、考えるべきことがいくつもあげられていました。

また、技術的な資料へのリンクも豊富にあるのが助かりました。

今のところ手元には移行するものはありませんが、今後出会う機会があれば、参考にしたいと感じました。

 

Python ウェブアプリケーションのためのプロファイラの実装

Yusuke Miyazaki 氏

 
昔、WSGIミドルウェアについて調べていた時に、 wsgi-lineprof を試したことがあったため、内部構造などを知りたくて参加しました。

wsgi-lineprofのアーキテクチャの図が分かりやすかったです。

また、プロファイラはどのような技術で構成されているかの紹介もあり、こんな便利な機能がいろいろとあるんだと勉強になりました。

 

Doujin-activity with Ren'Py

Daisuke Saito 氏

 
来週の技術書典7に参加予定なこともあり、 Doujin というタイトルに惹かれて参加しました。

Ren'Pyの概要と、簡単にゲームができあがるということが分かりました。

 

基調講演:Pythonで切り開く新しい農業

小池 誠 氏

 
きゅうりで機械学習 という話を読んだこともあり、楽しみな基調講演でした。

初めて見た時とは判別機の扱いが変わっていて、判別機が人間のサポートをするようにしたことで、熟練者の技術継承がしやすくなっているように見えました。

講演の中で特に印象に残ったのは、終わりの方の すべては学ぶためにとすれば、失敗ではなくなる。やってみなければわからない という言葉です。

それを聞き、次に活かせるような形で失敗するよう心がけようと思いました。

 

Pythonで始めてみよう関数型プログラミング

寺嶋 哲 氏

 
関数型プログラミングについて、その考え方とPythonで実現するためのライブラリ紹介がありました。

自分の今のコードに取り入れることができそうな関数型の考え方がいくつもあり、参考になりました。

あとで資料を見返して、理解を深めたいと感じました。

 

Pythonでライブをしよう - FoxDotを使った新時代のPython活用法 -

田中 慎太郎 氏

 
同僚です。

社内のPyCon JP 予行演習会にてライブコーディングを聴いた時から「当日は、この次のコマで自分が発表するから、この音楽セッションでリラックスしよう」と考えていました。

デモが進むに従って曲になっていったので、「あの変更でこんなふうに音が変化するんだ」と、とても不思議な感覚でした。音楽に詳しくないせいかもしれませんが、新鮮でした。

Youtube上だとFoxDotの音があまり残っていないようで残念ですが、ライブだと思えば仕方ないですね。。。

 

機械学習ライブラリのPython API作成方法

山入端 孝浩 氏

 

外部ライブラリのラッパーを作る時の大切なこと(既存との互換性やメモリ使用量など)についてふれられていました。

普通に使う時とpytestの時でメモリ使用量が異なるの、あまり着目したことがなかったので、参考になりました。

 

Ansibleを通じて「べき等性」を理解してみよう

Kazuya Takei 氏

 
Ansibleではどんなふうに冪等性を担保しているのか気になっていたこともあり、参加しました。

ソースコードの解説から、Ansibleががんばって標準出力を解析してべき等性を担保していると分かり、意外と泥臭いことをやってると分かりました。

あとは、Ansibleで管理できるルーターがほしいなーと思いました。

 

その他

同僚のスピーカーなど

上記にもありますが、私を含めて、会社から3名がスピーカーとして登壇しました。もう一人はこちら。
Pythonと便利ガジェット、サービス、ツールを使ってセンシング〜見る化してみよう

 
また、今年もぷろぷろ(@pro_proletariat)氏の呼びかけで、社内でPyCon JP 予行演習会が何回か開催されました。ありがとうございました。

 
あと、社内のPython使いの絵師さんが描いたマスコットキャラクター(ぎーらぼちゃん)も、無事デビューできてよかったです。

 

ブース

2日目の登壇ということもあり、精神的余裕があまりなく、ブース巡りはあまりできなかったのが残念でした。

1日目のはじめに、Python EDのガラガラでマグカップをいただきました。ありがとうございました。

 
また、書籍「独学プログラマー」のサイン会がありました。めったにない機会なので書籍を購入しサインを頂きました。ありがとうございました。

 

パーティ

ご挨拶したかった方々といろいろとお話できてよかったです。

Welcomeパーティの時もそうでしたが、年々パーティの雰囲気に慣れてきているのか、今年は自分から話しかけられたので成長した感がありました。

 
最後になりましたが、PyCon JP 2019を運営してくださったみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。

来年も同じ場所で開催されるようですので、楽しみにして一年を過ごしたいと思います!