WindowsXP + 7 のデュアルブートしている端末から、WindowsXPを削除し、Windows7を拡張してみた

今までいろいろと試せるように、WindowsXP + Windows7デュアルブートできる端末を使っていました。
ただ、WindowsXPのサポートが終了したこと、Windows7の容量が少なくなってきたことから、WindowsXPを削除してみることにしました。
なお、最悪データが飛んでもいいと思って試したため、何かあった場合は自己責任でやってみました。



環境

WindowsXPWindows7の順にセットアップした端末で、Windows7を起動した時にディスクの管理で確認すると、

  1. Cドライブ WindowsXP (システム、アクティブパーティション)
  2. Dドライブ Windows7 (ブートパーティション)
  3. Uドライブ UserData

の順で並び、「システム予約済」パーティションはありませんでした。



方針

方法

パーティション操作

「GParted Live Disk」を使い、パーティションを操作します。
Gparted プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP


自分の場合、「gparted-live-0.18.0-2-i486.iso」をダウンロードして、CDに焼きました。
その後、以下を行い、適用されるまでしばらく待ちます。


なお、先頭の容量を200MBにしたのは、以下のような記事があったためです。
Windows7のシステムイメージの作成が失敗する場合の対処方法 - ごりぽんソフトウェア



インストールディスクでの操作

パーティションを操作しただけだとシステムパーティションがないことから、Windows7がブートしません。
そのため、インストールディスクを使い、システム回復オプションからコマンドプロンプトを起動します。


次にDISKPARTを起動し、システムパーティションを作成します。

X:\Sources>diskpart

DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 0
DISKPART> create partition primary size=200
DISKPART> format fs=ntfs quick
DISKPART> active
DISKPART> exit


続いて、bcdbootにてCドライブをシステムパーティションとして認識させます。

X:\Sources>bcdboot c:\windows /l ja-JP
Boot files successfully created.


あとは右上の×ボタンで終了し、インストールディスクを抜いて再起動します。



Windows7のブート

再起動後Windows7がブートしますが、以下のメッセージとともにCHKDSKが走るためしばらく待ちます。

Checking file system on C:
the type of the filesystem is ntfs


その後、Windows7が無事に起動しました。



ハマったところ

当初、Windows7パーティションを先頭に持ってきて、システムパーティションをその中に設定したのですが、

  • ユーザーアカウントは存在していて、起動する
  • デスクトップは表示されない
  • 正規ライセンスではない、との表示がある

などでうまく行きませんでした*1


なお、うまくいっている例もありますので、環境によるのかもしれません。
【備忘録】Windows 7 のシステム予約済みパーティションについて « *Acqua-Alta*



*1:Windows7内のデータが飛ばなくて良かった...