4/13(金)に塩尻インキュベーションプラザ(SIP)で開催された、Recap of TensorFlow Dev Summit 2018 in 信州 に参加しました。
Recap of TensorFlow Dev Summit 2018 in 信州 - connpass
資料はconnpassの他、当日の様子がTogetterにまとめられています。
Recap of TensorFlow Devsummit 2018 in 信州のまとめ - Togetter
最近、機械学習にふれており、TensorFlowまわりの近況を知りたくて参加しました。
以下メモを残しますが、誤りがあればご指摘ください。
目次
- 全体俯瞰及びTensorflow.js (adamrockerさん)
- TensorFlowを使ってみる (kobayutaponさん)
- 自分のための機械学習をしてみた話 (thinkAmi)
- GDG信州分科会 (LED信州)
- パネルディスカッション
- 次回予告
全体俯瞰及びTensorflow.js (adamrockerさん)
まずTensorFlow Dev Summit 2018の全体的な話がありました。
現地では1セッション15分、しかもいずれも延長が無いという濃密なものだったようです。
全体俯瞰で気になった内容は以下でした。
- TensorFlow HUBで学習モデルが提供される
- tf.kerasに統合されていく
- Estimator推し
- tf.data
- 前処理まわり
- AutoMLでのモデル構築
- CSVも1.8から対応
引き続き、Tensorflow.jsのメモです。
- Tensorflow.js + ブラウザで、機械学習・ファインチューニングと訓練済モデルの移植ができるようになる
- ユーザに特化した体験を提供する時に、ブラウザの学習を使う
- Tensorflow.jsで画像を認識させるには、imgタグを使えば良い
- Separable Convolution
- 今年のGoogleのエイプリルフールの舞台裏では、Tensorflow.jsが使われていた
- 方向分解特徴や時間的特徴の利用
その後、ブラウザ(TensorFlow.js)と、モバイル(TensorFlow Lite)の画像認識デモがありました。
- 訓練画像80件でそれなりの精度が出ていること
- リアルタイムで画像認識し、リアルタイムに類似度を更新
を実体験できて良かったです。
今後も、理論を学びつつ、ツールの使い方も学んでいかないとなーと思いました。
TensorFlowを使ってみる (kobayutaponさん)
TensorFlowのチュートリアル後の簡単な例を、体験を交えながらの発表でした。
正弦波・矩形波を使ったTensorFlowチュートリアルのような内容で、さくさくとモデルができていったのが印象に残りました。
電子工作系ではこんな感じでデータを取るのかと参考になりました。
自分のための機械学習をしてみた話 (thinkAmi)
自分のLTです。
枠が空いていたこともあり、せっかくなので最近やっていたことをLTしました。
内容は「Google Drive APIによるOCR & Doc2Vec を使って、IPA過去問の類似度を出す」です。
会場に来ていた方に質問したところ、
と、なかなか緊張する中でのLTでした。
GDG信州分科会 (LED信州)
GDG信州分科会として、電子工作勉強会グループ「LED信州」を立ち上げるというLTでした。
一人で電子工作していても詰まってしまうところがあるので、身近にこのような勉強会があるのはありがたいです。
パネルディスカッション
kehiさんや会場からの質問に対して、adamrockerさん・kobayutaponさんが回答するという形でのパネルディスカッションでした。
会場からもマニアックな質問などが出ていて、いろいろと盛り上がりました。
GDG信州のイベントではパネルディスカッションがあることが多く、いろいろな方面からの質問や回答を聞けて良いです。
次回予告
GDG信州のイベントの予告がありました。
- 5/8 23:50〜 Google I/O 2018 Extended LiveViewing 信州 #io18 - connpass
- 5/19 13:00〜 Google I/O 報告会 2018 in 信州 - connpass
最後になりましたが、開催してくださった関係者のみなさま、ありがとうございました。